コーヒーは沸騰させるな|サイフォンと火加減の話
- Emi | Kenshiro Shiba Labo

- 2025年4月22日
- 読了時間: 4分
更新日:1 日前
思いもよらず沸騰しすぎる。
煮詰めてしまう。
当たり前だけど、美味しくない。
逆に、「沸騰しないように~」と
気を使いすぎると、温度が低くて奥行きがない。
ペラペラの薄っぺらい味になる。
おまけに、アルコールランプの補充を忘れていて、
途中で火が消えてしまう。
そんな事故も起こる。
これ、過去にコーヒーサイフォンで淹れた時の失敗例です。
うちのサイフォンは、温度計がついてるわけじゃない。
目視のみ。
どうせなら、美味しくコーヒーが飲みたい。
でも正直な話、完全な独学なのです。
Kono珈琲・河野社長の解説動画を繰り返し見て、
見よう見まねで抽出しているだけなので、
基本的なことがわかっていないと思う。
スタバなどで開催されているコーヒー教室もあるけど、
多分、私の求めている内容ではない。
かといって、メーカー主催のプロ向け講座は、
オーバースペックすぎる。
なんという、中途半端!
ということで、自力でなんとかするしかない。
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いろいろ試行錯誤したり、調べてみたのです。
結論:芯の長さ、火の高さ、泡の大きさ。
この3点に注意して、
耳で聞いて、目で確かめて、
抽出温度を90℃に保つ。
結局、自分の体感こそが頼りなのだ。
けれど、コーヒーのポテンシャルを最大限に引き出せれば、
香りと味が断然違ってくる。
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うちにサイフォンがないから、
この知識使えない、とか思わないでください。
もし、喫茶店などでコーヒーを飲んだ時、
「あんまり美味しくないなぁ」と感じたら、
さも知っているように、
「コーヒーの抽出温度が違うのかもなぁ・・・」
とか言ってみてください。
あなたの頭の隅っこに残しておくと、
ちょっと面白いかもしれない。
今回は、
“コーヒーサイフォンの取り扱い説明書”です。

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ちなみに、基本の構造はこんな感じ。
サイフォン式コーヒーメーカーは、 下のフラスコでお湯を加熱して、蒸気圧で上のロートに押し上げる構造。 ロート内でコーヒー粉と混ざり合って、 再び下に戻ってくる仕組み。
しかし、どうやらコーヒーは
沸騰させるとダメらしい。
苦味が強く出るとか、
香りが飛ぶとか、
いろいろ書いてある。
……いや、それはわかる。
でも問題は、
「じゃあどこが90℃なの?」ということだ。
ちなみに、この90℃はどこから出てきたかというと、
最適な抽出温度が、88〜96℃が理想。
でも、微妙な温度管理をする自信はないので、
90℃を目指そうと思うわけです。
底の方から小さな泡がゆっくりと、
途切れ途切れに立ち上る。
水全体の動きも、
ゆるゆると静かに揺れているような状態。
音は“コポコポ”。
間違っても、
“グツグツ”“ゴボゴボ”言わせたらいけない。
底から勢いよく、大きな泡が連続して生まれて、
水面まで上がって弾ける。
水面は、大きく波打つ。
こんなの明らかに沸騰だろう。
言葉にすると、
90℃と沸騰の違いは明らか。
こんな感じで違いはあるらしい。
……らしいんだけど、
正直、見てもよくわからない。
だって、油断していると、
突然、感極まって、叫び出すような感じで、
いきなり、ゴボゴボ言い出す。
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沸騰させないためには、
火加減の調整が重要らしい。
でも、相手は“アルコールランプ”なのだ。
一癖ある。
芯の出し具合ひとつで、
強くも弱くもなる。
ちなみに私は先日、芯を焦がしてしまった。
鉛筆の芯みたいに先が真っ黒&尖ってしまい、
慌てて散髪!
ハサミで整えたら、炎が変わった。
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結局のところ、
芯の先端を真っ直ぐに整えたり、
少しずつ調整しながら、
最適な火加減を見つけるしかない。
こんな地道な活動ができる人のみ、
美味しいコーヒーにたどり着ける。
「もうそろそろ、沸騰しちゃう?」
「まだ、平気?」
私の朝は、
コーヒーサイフォンの機嫌を伺うところから
始まるのです。

