眉毛一本、あの頃の顔

11 分前
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中国の時代劇などに出てくる主役。
男女ともに、眉目秀麗。
顔相学の言い伝えによると貴人の相というものがある。
例えば、“眉と目”に注目してみると、
こんな感じが良いらしい。
眉は細く長めで、毛の流れがなめらか。
目は、白黒がはっきりしていて、輝きがある。
逆に、昔よくみていた時代劇の悪役。
眉の描き方や陰影まで含めて、
登場した瞬間に悪役だとわかるように作られていた。
とにかく、登場するだけで
「あ、この人悪役だ!」
すぐにわかる。
人の顔というのは、
情報の塊なのかもしれない。

この間、鏡を見て気づいた。
眉毛の一本が、妙な方向を向いている。
前は、もう少し素直に並んでいた気がする。
眉毛にも癖が出るのか。
それとも、私が今まで見ていなかっただけなのか。
顔を見て、何がどこまでわかるのだろう。
そんなことを考えていて、昔通った漢方の先生を思い出した。
その時の体の状態に合わせて、漢方薬を調合してもらっていた時期がある。
対面に座り
脈を見る。
舌を見る。
色々な質問に答える。
ちょっとした雑談もする。
あの頃は気づいていなかったけれど、
私の顔も見ていたのだろう。
あの頃の自分は
どんな顔をしていたんだろうか。



