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眉毛一本、あの頃の顔

執筆者の写真: Emi  | Kenshiro Shiba Labo
Emi | Kenshiro Shiba Labo
11 分前
読了時間: 2分


中国の時代劇などに出てくる主役。

男女ともに、眉目秀麗。


顔相学の言い伝えによると貴人の相というものがある。

例えば、“眉と目”に注目してみると、

こんな感じが良いらしい。



眉は細く長めで、毛の流れがなめらか。
目は、白黒がはっきりしていて、輝きがある。


逆に、昔よくみていた時代劇の悪役。


眉の描き方や陰影まで含めて、

登場した瞬間に悪役だとわかるように作られていた。


とにかく、登場するだけで

「あ、この人悪役だ!」

すぐにわかる。



人の顔というのは、

情報の塊なのかもしれない。


秋の窓辺で、女性が卓上鏡に映る自分の目元を見つめている。木の机には湯気の立つお茶、時代劇を思わせる人物の絵、櫛が置かれた水彩風のイラスト。
鏡の中の眉毛一本から、あの頃の自分を思い出す。

この間、鏡を見て気づいた。


眉毛の一本が、妙な方向を向いている。

前は、もう少し素直に並んでいた気がする。


眉毛にも癖が出るのか。


それとも、私が今まで見ていなかっただけなのか。



顔を見て、何がどこまでわかるのだろう。


そんなことを考えていて、昔通った漢方の先生を思い出した。


その時の体の状態に合わせて、漢方薬を調合してもらっていた時期がある。

対面に座り

脈を見る。

舌を見る。

色々な質問に答える。

ちょっとした雑談もする。



あの頃は気づいていなかったけれど、

私の顔も見ていたのだろう。


あの頃の自分は

どんな顔をしていたんだろうか。

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