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観察日誌|お手は左手、右手は床。

執筆者の写真: Emi  | Kenshiro Shiba Labo
Emi | Kenshiro Shiba Labo
18 時間前
読了時間: 2分

更新日:2 時間前

tasteia研究所 観察日誌

2026.11.6 くもり☁️



「ケンシロウ、お手」


左手がすっと前に出された。



うちのケンシロウが、最初に覚えたのが

この“お手”だ。



どっちの手を使うのかは、ケンシロウの自主性に任せた。


左手でしかしない。

教えても、ダメだった。

右手は違うらしい。


まるで、お箸は右手、お茶碗は左手。


こんな感じで、

お手は左手、右手は床。


これが、ケンシロウのお手の基本スタイルだ。



けれど、このお手には

どうやら、

自主的なお手と、やらされているお手の2種類があるらしい。


「もう少し、ブラッシングを続けてください」


「もう少し、おやつをください」


自分の望みを伝えたい時、


そろり。


左手が前へ出て、羽毛のように柔らかに

ふわりと、飼い主の体に触る。


じっと見つめる視線付きだ。


希望が叶えられない場合、だんだんお手の強さが増す。




一方、

やらされているお手は、

中途半端な招き猫になる。


「けんくん、お手」


すっと、手を少し上げた。

それだけだ。


「ちゃんと、お手ちょうだい」


何度言っても、

澄ました顔を崩さない。


「これがお手だ」


とでも言いたげに、

飼い主を無理やり納得させる。



そして、


惜しい! そこじゃないだろう。

あと5センチ左!


こんなお手もある。


飼い主の手の、少し右。

何もない空間に、

左手がササッと下りる。


絶対、わざとだ。


誤魔化すかのような、

とても素早い動き。


手を上げて、下ろすまでが一瞬。


わざと空振りさせる、エアーお手。



他にも、千手観音のように

やけになった連続お手攻撃なんてものもある。



今日もケンシロウは、

左手ひとつで

飼い主と交渉している。


右手は、相変わらず床の上だ。


柴犬ケンシロウ観察日誌イラスト
Tasteia研究所には、研究犬がいる。今日も窓辺で、なにかを観察しているらしい。

🐾今日のケンシロウ


朝:オレのお手は左手だ。

昼:頼みごとがある。そっと触る。

夕:お手はした。届いたかどうかは知らん。




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