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ヨモギを、見くびっていた ―― 子宮を温める草のちから

  • 執筆者の写真: Emi  | Kenshiro Shiba Labo
    Emi | Kenshiro Shiba Labo
  • 13 時間前
  • 読了時間: 4分




ヨモギ。



春になると、よく探すと見つかる“草”だと思っていた。


ヨモギには西洋ヨモギと日本ヨモギがあって、

うちの近所でよく見かけるのは西洋ヨモギ。


あとは、草餅、よもぎ蒸し、ヨモギパッド。

ヨモギって、昔からいろいろ使われているよね。


それくらいの感覚だった。





女性に冷えは厳禁



言わずと知れた、

「女性に冷えは厳禁」という常識。


そして、子宮から温める「ヨモギ蒸し」

存在は知っている。


でも、専門店や専門器具も必要で、

体に良さそうだけど、なかなか体験できない。


手に入りやすく、手軽なのは「ヨモギパッド」。

うちにもありますよ?


みんな、一度は買ったことがあるのではないだろうか。

でも、続いていますか?





ヨモギパッドへの疑い



私は、初めて商品を開封したとき、

「カイロで温めるのかぁ」と、どこかチープな気がした。


確かに、場所が場所だけに、

カイロ以外に温める手段は思いつかない。


でも、その薬効は、本当に子宮に届くのか。

正直、疑っていた。


しかも、1枚200円くらいする。


結局、継続には至らず、

そのあとは買わずじまいだった。


でもね、この冬は違う。

ヨモギパッド、買いましたよ。



五行カラーに彩られたヨモギと女性の養生を描いたイラスト。中医学の視点から、子宮を温め、気血の巡りを整えるヨモギの力を象徴的に表現している。
見過ごしていた一枚の葉が、体の中心に、あたたかな巡りを呼び戻す。


ヨモギは、なぜ“効く”のか



前置きが長くなったが、

ヨモギは「艾葉(がいよう)」とも呼ばれ、

漢方薬にも使われる、れっきとした生薬だ。


しかも「純陽(じゅんよう)」といって、

“太陽のパワーに満ちている”と表現されるほど、

温める性質がとても強い。


冷えを追い出し、

あたため、

巡らせ、

湿など余分な水分を乾かす。


中医学の専門用語で言えば、

「温経」×「散寒」×「燥湿」


この3つを同時に行える生薬は、実は多くない。

そんなに使えるヤツだったとは。


今まで軽く見ていてごめん、と後悔しきり。


子宮から、女性の美容とアンチエイジングを支える植物。

それが、ヨモギだ。


中国では、

「病をなくす葉」として、古来より用いられてきたという。

ほんと、今までごめん。





ヨモギパッドという「現代の灸」



私が一度その効能を疑った

「ヨモギパッド」とは、いったい何なのか。


生理用ナプキンのような形状の中に、

ヨモギ、どくだみ、薄荷などの生薬が入っていて、

それを小さなカイロで温める。


漢方のように“飲んで効かせる”のではなく、

薬効が届きやすい場所に、直接設置する。


お灸のように、

熱を利用して、

ヨモギの力を皮膚から体へと染み込ませる仕組みだ。


中央寄りに設置すれば、

任脈・督脈といった、

生理や生殖機能に深く関わる経絡にアプローチできる。


後ろ寄りに設置すれば、

腰の冷えや、下半身の重だるさなど、

婦人科系の不調に関係するツボにも届く。


体の中心から温まることで、

腎・肝・脾(胃腸)という重要な臓腑が、

静かに目を覚まし、

全身がじわっと動き出す。


「熱源+ヨモギ」で、

アンチエイジング、

ストレスケア、

エネルギー生成。


この3つのスイッチが入るのだから、

「カイロで温めるの?」なんて、

あまりにも小さな問題だった。





それは偶然の導きか



年末、

お餅が並んだ売り場で、

ふと「乾燥ヨモギ」が目に留まり、買っていた。


レンジでお餅を温めて練り込むか、

白玉粉に混ぜて、

草餅風の白玉団子にしようかな、と思っただけ。


そのときは、深く考えていなかった。


でも、

ヨモギ=艾葉、という知識を知った今、


まだ使っていない

乾燥ヨモギ」と書かれた薄っぺらい袋が、

我が家の台所で、

やけに輝いて見える今日この頃である。





子宮を、冷やさない



毎日、

ヨモギパッドを使わなくてもいい。


布ナプキンで冷えを防ぐのも、

立派な養生だと思う。


要するに、

子宮を冷やさないこと。


女性の老化と美容の鍵は、

いつまでたっても、

子宮が握っている。





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