top of page

心と体の交通渋滞

執筆者の写真: Emi  | Kenshiro Shiba Labo
Emi | Kenshiro Shiba Labo
10 分前
読了時間: 2分


ある日、職場の同僚が仕事に来なくなった。



あとになって、心の不調を抱えているらしいと聞いた。

別の人からも、身近な人が心の不調を抱えているという話を聞く。



遠くの誰かの病気だと思っていたものが、急に近くなった。


けれど、私はよくわかっていない。




憂鬱な気分と、うつ病はどう違うのだろう。




嫌なことがあって、気分が沈む。

そんな日は誰にでもある。



一方、うつ病では、落ち込んだ気分や楽しめない状態が続き、眠れない、食べられない、疲れやすいといった変化が現れることもある。


暮らしに支障が出ていても、外からはわからない場合がある。



だから、誰かの様子を見て病名を決めることも、自分の不調を「ただの気分」と片づけることも、簡単にはできない。


秋の夕暮れの窓辺で、外を眺める女性と、赤いバンダナを巻いて隣に伏せる柴犬。木のテーブルには湯気の立つお茶や本、栗が置かれている。
湯気がほどけるまで、ここで少し休もう。

薬膳の勉強では、中医学の「気の巡り」という考え方に出会う。



気持ちが重い日には、体まで動きにくい。

心と体の中で、交通渋滞が起きているように感じることがある。



これは、うつ病の原因を説明する言葉ではない。

今の自分の調子を、もう少し丁寧に見るための言葉だと思う。



疲れているのか。


眠れているのか。


食事はおいしいか。



香りのよいお茶を淹れる余裕がある日なら、その時間を楽しむ。


それも難しい日には、何かを頑張って解消しようとせず、休む。



不調が続いたり、いつもの暮らしが難しくなったりしたら、医療機関や相談窓口を頼っていい。




心のことを考えていたら、体のことも見えてきた。



体のことを見ていたら、

ひとりで抱えなくていいことにも気づいた。

あそびと文化のレシピ
あそびと文化のレシピロゴ

Texts, images, and videos published on this site are part of the “Muramasa” project and copyrighted by the author.

当サイトに掲載している文章・画像・動画の無断転載・無断使用を禁じます。

bottom of page