
【保存版】子宮がんと中医学|任脈・衝脈を整えて女性の体を守る方法
- Emi
- 4月27日
- 読了時間: 4分
子宮がんってどんな病気?
子宮がんには2種類あります。
子宮頸がん:20〜30代で急増。ウイルス感染(HPV)が主な原因。
子宮体がん:閉経後〜更年期以降に多い。女性ホルモン(エストロゲン)過剰が原因。
特に子宮頸がんは、初期症状がないため検診がとても大切。
子宮体がんは不正出血がサインになります。
中医学でみる子宮がんの正体:「癥瘕(ちょうか)」とは?
中国最古の医学書『黄帝内経』では、子宮に関する病を「癥瘕(ちょうか)」と呼びます。
癥瘕とは…
お腹の張り、しこり、腫瘤
気血の流れが滞ってできるもの
つまり、中医学的には
悪性の癥瘕 → 子宮がん
良性の癥瘕 → 子宮筋腫
と考えられています。
ここで私が感じたこと
例えば、中医学的には、原因となる根っこが同じなので、
たまたま免疫力があって良性の筋腫になっただけで、紙一重の差で子宮がんになる可能性もあるわけです。
私はこれまで、
「癌は癌、筋腫は筋腫」と完全に別物だと思っていました。
でも、根本原因が同じと知ったとき、
正直、とても怖くなりました。
だからこそ、これからお話しする「悪性・良性に関わらない体のケア」を、ぜひ意識してみてほしいと思います。
子宮がんに関わる3つの大きな要因
① 胃腸の弱り・食生活の乱れ
脂っこいもの、辛いもの、甘いものを食べすぎると、
→ 体に「痰湿(たんしつ)」という余分な湿気や汚れがたまります。
痰湿は、体の巡りを悪くし、腫瘍やしこりの原因になります。
② ストレス・自律神経の乱れ
イライラ、怒り、抑うつなどが続くと、
→ 気の流れが滞り、さらに血流まで悪化します。
気血が滞ることで、体に固まり(腫瘤)ができやすくなります。
③ 女性ホルモンバランスの乱れ
特に、エストロゲンの過剰は子宮体がんリスクを高めます。
体内で脂肪からもエストロゲンが作られるため、
→ 脂質の摂りすぎにも注意が必要です。
じゃあ、どうすればいいの?
ポイントは3つ!
① 自律神経を整える&気血を巡らせる
おすすめ食材
大根、セロリ、にら、青梗菜
柑橘類(オレンジ、レモンなど)
玉ねぎ、ジャスミン茶、ミントティー
リラックスしながら、香りの良い食材を取り入れるのがコツ。
② 胃腸を元気にする
おすすめ食材
粟(あわ)、とうもろこし、豆類
ウリ系(きゅうり、ズッキーニ、苦瓜、スイカなど)
トマト、バナナ、りんご、キウイ、たけのこ
→ 消化を助けることで、痰湿をためにくい体に!
③ 脂肪の摂りすぎに注意
脂肪はエストロゲンの材料になります。
乳製品や脂っこい料理は、適量にとどめましょう。
まとめ
子宮がんを防ぐためには、
体を温め、気血の流れをスムーズにすること
胃腸をいたわり、痰湿をためないこと
自分を労わる、ストレスケアがカギ
【まとめ図】子宮がんの原因と対策チャート
[ 胃腸の弱り ]
↓
痰湿(たんしつ)がたまる
[ ストレス・自律神経乱れ ]
↓
気血の巡りが悪くなる
[ エストロゲン過剰 ]
↓
ホルモンバランスの崩れ
↓ ↓ ↓
【子宮のトラブル発生】
(子宮筋腫・子宮がん・卵巣疾患など)
《対策》
✓ 胃腸ケア(消化力UP)
✓ 気血を巡らせる(ストレスケア)
✓ 脂肪の摂りすぎ注意
【深掘りコラム】
子宮と「任脈」「衝脈」の関係とは?
任脈(にんみゃく)とは?
体の正面を縦に走るエネルギーライン
月経・妊娠・胎児の育成に深く関係
「女性の体を支える司令塔」
衝脈(しょうみゃく)とは?
体の深部を流れる血の海
血液をため、押し流す力を持つ
「血のダム」とも呼ばれる
任脈と衝脈はセットで働く!
任脈=女性エネルギーを育む
衝脈=血の流れを力強く支える
【セルフケア】任脈を元気にするツボ押し&ストレッチ

→ それぞれ、やさしく押して気血を巡らせましょう!
中脘(ちゅうかん)
場所:みぞおちとおへその中間あたり
効果:胃腸の気血を整え、全身の巡りを助ける
押し方: 指の腹で軽く3秒押して、3秒離す。これを10回繰り返す。
関元(かんげん)
場所:おへそから指4本分下
効果:腎を強め、体力を補う
押し方: 手のひらを重ねてやさしく温めるように押す。(冷え性・生理不順にも◎)
気海(きかい)
場所:おへそから指2本分下
効果:気を補い、疲れや虚弱体質の改善に
押し方: 両手でそっと押し、深呼吸しながらリズムよく10回押す。
2. 任脈を刺激する簡単ストレッチ

仰向けブリッジ(骨盤のリフトアップ)
仰向けに寝る
両膝を立てる(足は肩幅に)
息を吸いながら、お尻をゆっくり持ち上げる(腰を反らせすぎない)
息を吐きながら、ゆっくりお尻を下ろす
→ お腹の中央(任脈ライン)を自然にストレッチできる!
※無理に反らさず、気持ちよく伸ばすのがポイント!
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