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日々のかけら―犬と薬膳と暮らしの記録
柴犬ケンシロウと暮らす書き手が犬と人の薬膳、日々の気づき、浄瑠璃や文化、イベント制作の現場を記録するブログ


中国2000年に学ぶ、疲れない人と早く老ける人の分かれ道
――黄帝内経が教える、養生という生き方 「NHKが自分に追いついてきたことを感じるこの頃です」 今年定年をした知人と、LINEでこんなやりとりをしていた。 新年を迎えて、またひとつ年をとったのだが、 100歳を超えても元気な人、50歳くらいで衰えを感じ始める人がいる。 2000年前の中国の古典『黄帝内経』の上古天神論には、 「人間はこの二種類に分けられる 」 と書かれてある。 「元気で長生きする人とは?」 という人類の普遍的な課題を、 “まことの生活態度” と “放蕩な生活態度” を対比させながら、 正しい養生のあり方として語り継いできた。 2000年前の人が“放蕩”と呼ばれたなら、 現代人はそれを通り越して、なんと表現すればいいのだろう。 決して色褪せない、古くて新しい知恵。 それは、人間の根本は今も昔も変わらないからなのかもしれない。 星が瞬くあいだに、命は静かに蓄えられる。 100歳を超えても元気な人の共通点 陰陽の法則に従って暮らしている 節度ある食事をしている 規則正しい生活をしている 無理をしない 早く衰えてしまう人の傾向 お酒を水の
1月22日


松の実のちから——冬のからだを満たす、小さな粒の物語
冬、空気の温度がひとつ落ちるたび、 肌も呼吸も、こころも静かに内側へと沈んでいく。 そんな季節にそっと手渡される小さな宝物—— それが 松の実 です。 ナッツの顔をしているのに、どこか “薬”の気配 をまとっている。 それもそのはずで、松の実は中医学では 「食材と生薬のあいだ」 にいる特別な存在。 気を補い、肺と腎を潤し、からだの奥に火を灯す。 まさに 冬を支える“見えない杖” のような食材です。 でも正直なところ、ちょっと使いにくい。 香りは強く、油分も多く、そのままだと主張が激しい。 私も袋を開けては閉じ、使いこなすまでずいぶん悩んだひとりです。 今日はそんな松の実を 「どうすれば美味しく、無理なく、毎日食べられる?」 という視点で深掘りします。 体を潤し、命の底(腎)を支えてくれる、冬の相棒。 少量で驚くほど働いてくれるその魅力を、存分に。 冬のからだを満たす“小さな粒”、松の実 🌲 松の実はなぜ“冬の養生”に効くのか 松の実は、薬膳の世界では 肺・腎を同時に潤す 数少ない食材。 肺を潤す → 冬の乾燥咳に強い 腸を潤す → 冬の
2025年12月27日


皇帝・溥儀と「陽委」── 中医学が見つめる“男性の悩み”の話
EDは「年齢のせい」だけではありません。中医学では、腎虚・肝気鬱結・血瘀など、体質ごとに原因が異なると考えます。本記事では、溥儀の陽委の逸話を手がかりに、体質別の原因と改善法をわかりやすく解説します。 ラストエンペラーで知られる清朝最後の 皇帝・溥儀 。 彼が性生活の問題を抱えていたことは、本人の回想録や研究でもたびたび触れられている。 「陽委(ようい)」── 現代で言うところのEDに近い症状を抱えていた、という説もある。 もちろん当時の医学記録は限られているが、30年、治療を受けていたという話も伝わっている。 EDと聞くと “精力剤を飲む” そんなイメージが浮かぶかもしれない。 けれど、そこは “不老不死” を追い求めた中国の皇帝。 溥儀が安易な強壮剤に頼ったはずがない。 当時の皇帝たちが用いていた強壮薬── 鹿茸 (ろくじょう/鹿の角)、 海馬 (タツノオトシゴ)、 紫河車 (人の胎盤)などの動物性生薬。 そのような薬膳・漢方療法を、溥儀も試していた可能性が高い。 おそらく彼には 「腎の生命エネルギーの不足(腎虚)」 そして ストレスによる“
2025年12月13日


中医学で“夏のこむら返り”を改善できる?
夜、ふと寝返りを打った瞬間
足のふくらはぎが突然、ギューーーーーンとつって、「いってぇぇぇぇ!!」と悶絶夏に増える「こむら返り」は、単なるミネラル不足ではなく“血と潤い”の不足かも?中医学の視点から足のつりの原因を解説し、薬膳レシピや養生法、おすすめ食材を紹介します。
2025年9月11日


“うずら卵”最強伝説ー卵切り鋏が変えた生活
我が家の“うずらの卵”生活は、“うずらの卵切り鋏”を買ってから劇的に変化した。 まず、どことなく、このハサミを使うのは楽しい。 うずらの卵専用カッターで、“つるん”と快感! ■“切るのが楽しい!”うずら卵専用ハサミ実録 手元に、うずらの卵切り鋏とうずらの卵を用意しよう。 はじめに、卵の上部(頭側)を ハサミの円の中にセット する。 そして、「 えいっ! 」と思いきって切れば、ぱかっと中身が見える。小さくて濃い黄色が『こんにちは』と、顔を出すのだ。最初の頃は「下部まで割れるんじゃないか」と心配したが、まるで蓋がとれるみたいに、綺麗に上4分の1くらいがカットできるのである。 そうすれば、最終段階。 卵を逆さにして落とすのだが、コレがまた、すぐには落ちてこない。それでも落ちてこない場合は、お尻側も切ってしまえばいい。大抵の場合は、2〜3秒のタイムラグがあって、ゆっくり『 ぽてっ 』と落ちてくる。 おいしくなさそうな例えだけど、アニメでよく見るスライムをイメージしてほしい。 ■犬も人も大好き!わが家のうずら卵レシピ そんなうずらの卵。 とにかく、濃厚で美
2025年5月12日


雑穀米バンザイ!粟への偏愛、稗の逆襲
——うっかりミスから学ぶ、雑穀の選び方と「粟ごはん」レシピ 雑穀は体にいいのです。 独特な匂いが苦手らしく、うちの旦那さんは好きではないらしい。 でも、やっぱり気になる雑穀ごはん。 そのなかでも、わたしの大注目は粟(あわ)! スーパーフード粟!...
2025年5月4日


【中医学✖️腸活】大腸癌になりやすい体質をチェック!中医学で腸を整える食生活
1975年頃、大腸癌にかかるのは 約2割だった。 そう、昔の日本人の食生活では 大腸癌にはなりにくかったらしい。 ところが、今は爆増している。 一日5000個生まれるという癌細胞が、淘汰されずに 体の中でじわじわ増殖して大腸癌となる。...
2025年2月13日


あなたの不調、本当に「胃」ですか?
私たちは「胃が痛い」ってよく言うけど、その原因が本当に胃であるとは限らない。 どうやら、中医学でいうところの 「脾」と「胃」は別の役割を持ち、 それぞれに症状が違うらしい。 【脾と胃、実はこんなに違う! 中医学的役割を解説】 例えば、脾が弱ると、 「食後に眠くなる」...
2025年1月23日


食道ってどんなところ?癌に負けない食生活と薬膳の知恵
食道ってどんなところ? みなさん、食道というものをどのくらいわかっているだろうか。 偉そうにいう私も、先月薬膳の授業でならって知ったのだ。 食道とは、喉から胃の入り口までをつなぐ“ホース”のような部分。ここを通じて、食べ物が胃に送り届けられる。ちょっと気持ち悪いけど、太さは...
2024年12月30日
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