粟への偏愛、稗の逆襲ーひえ、残ってます
- Emi
- 5月4日
- 読了時間: 3分
更新日:5月18日
以前、粟(あわ)と間違って稗(ひえ)を買ってしまった話を書いた。
スーパーフード粟!
薬膳の授業でいつも出てくる粟!
胃腸を強くする、胃熱をとる、消化不良・逆流性食道炎・糖尿病に効く、腎を強くするのでアンチエイジングにもいい。抗コレステロール、血中脂質の低下、抗循環器疾患、必須アミノ酸スコア100・・・etc
とにかく、小さいけど、すごいヤツ。これは買うしかない!
たまたまお店で見つけて
「粟ゲットだぜ」
と浮かれていたら、
買ったのは「稗(ひえ)」だった…。
後日、今度こそ粟を購入し、あれからずっと「粟入りご飯=我が家のご飯」として毎日食べているのです。
ここまではいい。
ここからが本題です。
毎日「粟」食べてるよ。
じゃぁ、
間違って購入した「稗」は、今どうなってんだ?ということである。
ーどうにもなってない。
うちの米櫃の隅っこに、黄色の粒々の入った袋がドーンとある。
一度、水分多めで柔らかく炊き、犬のご飯に混ぜたことがある。
でも、それっきりだ。
最近、あるお店で「簡単!稗ご飯」というレシピカードを見つけた。
これでうちの「ひえ残置問題」が一気に解決か?
と、早速レシピを見ながら、調理することにした。
「簡単!稗ご飯レシピ」
①鍋に2Cの出汁で稗30g入れ、かき混ぜながら炊く
②沸騰したら、5分弱火で炊く
③味を整える
「絶対、ウソだ!」
と思い、15分ほど水につけてから炊き始めた。最悪、犬のご飯にしようと、出汁ではなく、水で炊く。
沸騰し始めると現れたのが、あの「ひえ臭」である。そして、水はうっすらと茶色がかった色になる。
臭いわけではないんだけど、苦手な匂いなので、あえて「ひえ臭」と呼ぶ。
あ〜、この匂いきたなぁと思いながら、我慢、我慢と炊くこと5分。
そして、時間がきたわけだけど、出来てるのか、出来てないのかわからない。そうめんやうどんと違って、わかりやすく膨らまないから、味見するしかない。
そーっと、数粒を食べてみたら硬かった。
茹でるのに失敗して、芯が残ったそうめんみたいな硬さ。
「10分も炊いてないし、そりゃそうだわ」と思い、もう少し炊く&保温して放置。
無事炊けて、ここからが本番。
肝心の味である。
今度はちゃんとそれなりの量を味見用に取り分けて、出汁醤油や薬味を入れてみた。
・・・やっぱり、稗は稗だった。
「やっぱりね」という気持ちと、ちょっと期待した分だけ裏切られた悲しさ半分。
黄色い粒が残った鍋。
一瞬ため息をついて、蓋を閉めた。
そのまま捨てるのも勿体ないと思い返し、稗の汁を犬のご飯用にと取り分けました。

そして、今日。
早速、うちの犬のご飯に「稗汁」を混ぜたんだけど、珍しく真剣に草を食べていました。
胃の調子が悪いとき、犬は草を食べるのです。
稗汁以外は、いつものご飯なので、うちのケンシロウの胃に負担をかけた「犯人はお前か?!」と、稗汁は捨てることにしました。
なにが言いたいのかというと、
稗に救いを求めて、結局、粟に帰る。
結論:やっぱり粟が最高!
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