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雑穀米バンザイ!粟への偏愛、稗の逆襲

  • 執筆者の写真: Emi
    Emi
  • 5月4日
  • 読了時間: 4分

更新日:9月20日


——うっかりミスから学ぶ、雑穀の選び方と「粟ごはん」レシピ



雑穀は体にいいのです。

独特な匂いが苦手らしく、うちの旦那さんは好きではないらしい。

でも、やっぱり気になる雑穀ごはん。


そのなかでも、わたしの大注目は粟(あわ)!

スーパーフード粟!

薬膳の授業でいつも出てくる粟!


【粟の薬膳的パワー】


胃腸を強くする、胃熱をとる、消化不良・逆流性食道炎・糖尿病に効く、腎を強くするのでアンチエイジングにもいい。抗コレステロール、血中脂質の低下、抗循環器疾患、必須アミノ酸スコア100・・・etc

とにかく、小さいけど、すごいヤツ。これは買うしかない!


たまたまお店で見つけて、

「粟ゲットだぜ!」と浮かれていたら、買ったのは「稗(ひえ)」だった…。

後日、今度こそ粟を購入し、それからずっと「粟入りご飯=我が家のご飯」として毎日食べているのです。


擬人化された粟と稗が喧嘩する様子を描いた絵本風のイラスト。勝ち気な表情の粟に対して、稗は悔しそうな顔をしている。
ドヤ顔の粟 vs. しょんぼり稗――雑穀界のライバル対決!どっちが主役?


「稗」のその後とは?



ここまではいい。

ここからが本題です。


毎日「粟」食べてるよ。

じゃぁ、間違って購入した「稗」は、今どうなってんだ?、ということである。

——どうにもなってない。


うちの米櫃の隅っこに、黄色の粒々の入った袋がドーンとある。

一度、水分多めで柔らかく炊き、犬のご飯に少しだけ混ぜたことがある。

でも、それっきりだ。


最近、あるお店で「簡単!稗ご飯」というレシピカードを見つけた。

これでうちの「ひえ残置問題」が一気に解決か?

と、早速レシピを見ながら、調理することにした。



🍚簡単!稗ご飯レシピ


①鍋に2Cの出汁で稗30g入れ、かき混ぜながら炊く

②沸騰したら、5分弱火で炊く

③味を整える



「絶対、ウソだ!」と思い、15分ほど水につけてから炊き始めた。最悪、犬のご飯にしようと、出汁ではなく、水で炊く。沸騰し始めると現れたのが、あの「ひえ臭」である。

そして、水はうっすらと茶色がかった色になる。


臭いわけではないんだけど、苦手な匂いなので、あえて「ひえ臭」と呼ぶ。

あ〜、この匂いきたなぁと思いながら、我慢、我慢と炊くこと5分。


そして、時間がきたわけだけど、出来てるのか、出来てないのかわからない。そうめんやうどんと違って、わかりやすく膨らまないから、味見するしかない。


そーっと、数粒を食べてみたら硬かった。茹でるのに失敗して、芯が残ったそうめんみたいな硬さ。「10分も炊いてないし、そりゃそうだわ」と思い、もう少し炊く&保温して放置。


無事炊けて、ここからが本番。

肝心の味である。

今度はちゃんとそれなりの量を味見用に取り分けて、出汁醤油や薬味を入れてみた。


・・・やっぱり、稗は稗だった。

「やっぱりね」という気持ちと、ちょっと期待した分だけ裏切られた悲しさ半分。


黄色い粒が残った鍋。

一瞬ため息をついて、蓋を閉めた。

でも、そのまま捨てるのも勿体ないと思い返し、稗の汁を犬のご飯用にと取り分けました。



犬のリアクションがすべてを物語る


稗を前に渋い表情の柴犬。粟と脾を間違えた食卓の、ちょっとした悲劇
ケンシロウがすべてを語る――。

そして、今日。

早速、うちの犬のご飯に「稗汁」を混ぜたんだけど、珍しく真剣に草を食べていました。

胃の調子が悪いとき、犬は草を食べるのです。


稗汁以外は、いつものご飯なので、うちのケンシロウの胃に負担をかけた「犯人はお前か?!」と、稗汁は捨てることにしました。


なにが言いたいのかというと、稗に救いを求めて、結局、粟に帰る。


結論:やっぱり粟が最高!





🍚 おまけ:簡単「粟入りごはん」レシピ


雑穀初心者は、まずここからスタートがおすすめ。

家族に内緒で、白米を雑穀米に変えたい人も、まずはココから!

ふだんの白米にプラスするだけ!香ばしくて優しい味わい✨



📝 材料(2〜3人分)


| 材料 | 分量 |

|------|------|

| 白米 | 2合 |

| 粟(あわ) | 大さじ1〜2(お好みで) |

| 水 | 通常の炊飯量 + 粟分を少し追加 |



👩‍🍳 作り方


  1. 白米をといでから、粟と一緒に炊飯器に入れる

  2. 水は通常の白米炊飯より、粟の分だけやや多めに調整(目安:+大さじ1程度)

  3. 15〜30分浸水させてから、いつも通り炊飯スタート!

  4. 炊きあがったら、さっくり混ぜて完成✨


🌾 ポイント


  • 粟はクセが少なく、ほのかに香ばしい香りが◎

  • 最初は少量からスタートして、徐々に好みの配合にするのがオススメ

  • 冷めてももちもち感が残るので、おにぎりにもぴったり!



🫙 保存方法のコツ


使いかけの粟は、密封して冷蔵庫または冷凍庫で保管。風味が長持ちします!




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