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冬に腎を養う!中医学で学ぶ若返りの秘訣

  • 執筆者の写真: Emi
    Emi
  • 2024年11月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月20日



12月から2月にかけては、中医学で「腎」の季節とされています。


この「腎」とは、西洋医学の腎臓だけを指すのではなく、生命のエネルギーを貯蔵し、成長や老化、ホルモンの調整を司る広い概念です。


腎を養う冬の過ごし方次第で、老化のスピードを緩めるだけでなく、春先の花粉症やアレルギー症状の軽減にもつながります。


寒いだけではない冬は、実は若返りのチャンスが詰まった季節なのです。



老化のスピードを左右する「腎」の重要性



腎は「生命活動の源」と言われるほど重要な役割を担っています。この腎が弱ると、次のような問題が現れるとされています。



• 髪のトラブル:白髪や抜け毛の増加


• 骨の劣化:顔の骨格も含め、骨が縮むことでこめかみが凹んだり、額が平らになったりする。これにより皮膚がたるみ、シワの原因にもなる


• 耳や歯の問題:耳鳴り、難聴、歯が欠けるといった症状


• 体の不調:足腰の痛みや冷え性、疲労感


• 精神的な影響:気分が落ち込みやすく、やる気が出ない



このように、腎は体全体だけでなく、見た目や精神面にも深く関わっています。もちろん老化は避けられませんが、そのスピードを遅らせるか、加速させるかは日々の生活習慣次第。


特に冬は、腎を養う絶好のタイミングです。


この顔の骨が縮む、という事実。背が縮むなら、当然顔の骨も縮む。骨の上に皮膚があるんだから、骨が縮んだら皮膚もたるみますよね。


当たり前のことだけど、改めて知るととても驚きます。ほんと、どうにかせんといかん!



腎を補う冬の過ごし方のポイント



冬は、クマが冬眠するように「エネルギーを貯める季節」。できるだけ体の消耗を抑えることが大切です。


以下のポイントを意識してみましょう。



1. 無理をしない生活を心がける


十分な睡眠を取る:早めに寝て、日の出後に起きるようにする。無理に早起きをする必要はありません。


体を冷やさない:適度な運動を心がけつつ、汗をかきすぎるような激しい運動は控える。


目や頭を酷使しない:過度の頭脳労働やスマホの見すぎも腎を消耗させます。私も目を酷使しがちなので、せめて12時には寝ることを目標にしています。



腎に効く食材を取り入れた食生活



腎を元気にする食材を取り入れることも大切です。迷ったときは、とりあえず次の3つを覚えておきましょう。



「くるみ」「栗」「黒胡麻」です。


これらは腎を養う食材の代表格であり、手軽に取り入れやすいのが魅力です。



食材の選び方と実践ヒント



腎を補う食材の特徴としては、「黒いもの」「硬い殻に包まれているもの」「ネバネバしたもの」が挙げられます。


以下の食材を日々の食生活に取り入れてみてください。


定番の「黒い食材」

黒胡麻、黒豆、海藻類(わかめ・昆布など)、きくらげ


腎を補うおすすめ食材

栗、くるみ、山芋、牡蠣、ネバネバ系のオクラ


簡単に取り入れるコツ

おやつに甘栗やナッツを選ぶ

味噌汁にわかめを加える

サラダやサンドイッチにツナを使う

牡蠣は缶詰やオイスターソースで気軽に摂取



さらに、おせち料理も腎に良い食材が多い伝統的なアンチエイジングメニューです。黒豆や昆布巻き、栗きんとんなど、普段の食事に応用してみるのも良いでしょう。




まとめ – 腎を大切にする冬を過ごそう




腎を大切にする冬の過ごし方は、決して難しいものではありません。日々の生活で少し意識を向けるだけで、体や心に大きな変化をもたらします。


特に「くるみ、栗、黒胡麻」の3つは、手軽に取り入れられる腎の味方です。


無理せず、できるところから少しずつ生活に取り入れていきましょう。


この冬は、腎を労わる生活を心がけ、元気に若々しく過ごしてみてください。



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