Kindleペーパーバック表紙テンプレートの使い方【完全ガイド】
- Emi

- 5月20日
- 読了時間: 3分
更新日:10月22日
〜表紙作成に迷わない!テンプレートから作る安心デザイン術〜
はじめに:ペーパーバック出版の第一関門は「表紙」
はじめてkindle出版をしたとき、電子書籍はまぁ大丈夫だったんですけど、ペーパーバックの表紙を作るのが手探り感半端なかったです。
今回は、いつものエッセイとかじゃなく、完全に《じぶんのための覚書》でもあります。
Kindleで紙の書籍(ペーパーバック)を出版しようとすると、最初に悩むのが表紙の作り方。とくにAmazon公式が用意している表紙テンプレート(Cover Template)は、便利だけど、英語表記で少しわかりにくいのが難点です。
この記事では、テンプレートのダウンロード方法から、PhotoshopやCanvaなどのデザインソフトでの使い方まで、初心者にもわかるように丁寧に解説します。

■ステップ1:テンプレートをダウンロードしよう
【入力する項目】
ページ数:本文のページ数(偶数・最小24ページ〜)
用紙の種類(Interior Type):白(White)、クリーム(Cream)など
サイズ(Trim Size):一般的には「5 x 8 in(12.7 x 20.32cm)」や「6 x 9 in(15.24 x 22.86cm)」が人気←どっちもサイズ感はA5に近い
製本方法(Binding Type):ペーパーバックを選択
※入力が終わったら「Download Template」をクリック。ZIP形式でテンプレートがダウンロードされます。
■ステップ2:テンプレートの中身を確認しよう
ZIPファイルには2つのファイルが含まれています:
PDF形式のガイド付きテンプレート
PNG形式の画像テンプレート(編集用)
PDFは印刷のガイド用。
印刷時のマージン(余白)や安全領域(切れないようにする範囲)といった、「書籍の体裁ルール」を確認するために使われ、デザインの最終チェックや、ルールの把握に役立ちます。
PNGはデザイン編集用。
実際にデザイン作業をするための「土台」として使われる。高画質で、デザインソフトでの加工や調整がしやすいため、このPNGファイル上に、文字やイラストを配置して表紙や本文の画像を作成します。
■ステップ3:CanvaやPhotoshopで表紙デザインを作成
【Canvaの場合】
Canvaを開き、「カスタムサイズ」でテンプレートと同じサイズを設定(単位:px)。
PNG形式のテンプレート画像をアップロードし、レイヤーとして背景に配置。
背景に合わせて、タイトルや著者名、画像などを配置。
最後にテンプレートレイヤーを削除(または非表示)して、PDF形式で保存。
【Photoshopの場合】
PNGテンプレートをベースに新規レイヤーを作成。
表紙(前・背・裏)をデザイン。
背幅(Spine)部分の文字位置など、注意して配置。
ガイド線の外(トリム外)に重要な要素が出ないように調整。
■ステップ4:KDPにアップロード
KDPの本の情報登録ページへ。
「表紙のアップロード」で、PDF形式の表紙ファイルをアップロード。
表紙プレビューで、タイトル・背表紙・裏表紙の表示を確認。
問題がなければ保存&出版へ!
🔸よくあるエラーと対処法
表紙のサイズが違うテンプレートと異なるサイズで作成
👉正確なテンプレートを再DL
文字が切れているマージン(安全領域)を無視
👉赤枠内にすべての文字を収める
背表紙がずれる
👉背幅設定ミス or ページ数不足ページ数を確認・再計算
🌟まとめ
テンプレートを使えば、初心者でもサイズミスなく安全に表紙が作れる
表紙は「本の顔」。手を抜かず、サイズ感に注意して作成しよう
CanvaやPhotoshopなど、お好みのツールで作成可能
背幅(Spine)の調整は意外と難所!テンプレートに忠実に!



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