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はじめてのKindle絵本出版記録

  • 執筆者の写真: Emi
    Emi
  • 3月25日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月24日



〜在庫なし・AI挿絵で挑戦したリアル体験〜



自費出版。学生の頃、一時期ちょっと流行したことがある。周りのおじさん達がこぞって本を出しては、結構な数の在庫を抱えていて「大変そうだなぁ」と思っていた。しかも、印刷には割としっかりお金がかかるらしい。社会人になって、イベントの仕事で物販やフライヤー制作に関わるようになってからは、本当に在庫を抱える恐ろしさが身にしみた。



Kindleなら在庫ゼロ・元手ゼロの出版ができる時代!


そこで、Kindle出版の登場!いや、時代は変わったよね。元金なし、在庫なしで出版できる時代の到来!しかも、最近はAIで挿絵も作れる。面白そうだから、機会があれば試してみたいな〜と思っていたら、その機会がついに巡ってきたのでした!



Kindle出版した絵本「とのさんのおはなし」から挿絵を抜粋
お殿さまがはじめて丸亀城にきた時のイメージ

『京極高朗』ー絵本を作ろうと思ったきっかけ


それは、京極高朗公の命日での出来事。高朗公の命日には、墓所の隣の幼稚園児達が墓前に手を合わせに来てくれる。その時、讃岐京極会のおじさんたちが、子供たちに「高朗公ってこんな人だったんだよ」と話していて、それを横目で見ていて思った。


💡あっ、これ絵本にしたらいいんじゃない?


もちろん、ターゲットが超ニッチなので、大前提として、まずたくさん売れるとは考えてない(笑)ただ、地元の歴史や偉人を、子供たちにもわかりやすく伝えるには、絵本ってすごくいいツールだなと。


最初は挿絵を知り合いに頼もうかと思ったけど、収益にならないと自分で思っている上に、出版の流れもよくわからないので、お願いするには気が引ける。

ということで、挿絵はAIにお任せ


はい。それなりに満足のいく仕上がりになりました。なにしろ素晴らしいのは、自分1人で完結できたので、誰にも迷惑をかけてないところ!むしろ、1人でワーワーと楽しんでしまいました。



【実録】Kindle出版の手順(電子書籍編)



結論からいうと、一度やれば難しくない。

ざっくり以下の通りです:


  1. Amazon KDP にアクセス

  2. アカウントを作成し、税情報を登録

  3. 書籍タイトル・説明などの情報を入力

  4. 原稿と表紙をアップロード

  5. 価格を設定し、審査を待つ


審査が通れば、電子書籍として世界に向けて出版完了!(原稿作成はタブレットよりPC作業をおすすめします)




■さらに【実録】紙の本(ペーパーバック)出版…



電子書籍出版完了後は、「紙の本も出しませんか?」という次のお誘いがある。せっかくなのでチャレンジしてみたのだけど、ここからがちょっと大変だった。



【私のつまずきポイント】


 ✅ ペーパーバックは 最低24ページ必要

 ✅ 絵本なのでページ数が足りず、追記してページ数を確保

 ✅ 表紙データの作成が難関!


とくに表紙作成は地味に根気が必要だった。

専用のテンプレートを使おうとしたらうまく作動せず、仕方なく自力でサイズを計算して作ったら、「寸法が違う」「画像が切れてる」と何度も差し戻し。


3日後、最終的にテンプレートが復活したら、あっさりとOKが出た。

「あーーー!!もう紙印刷やめようかな!」とイライラしていたから、完了してほっとした。でも、それはそれでテンプレートを使った時の手のひら返し具合に「あの苦労はなんだったの?!」と、なんとなく腹がたったのでした。



⭐表紙は左右の設定に注意!



表紙で迷ったのが「どちらから開くか」の設定による、「どちらにタイトルを入れるか」問題。設定を間違えると、タイトルが裏表紙に来る悲劇が……(実際、表紙が差し戻しされなければ、間違えたまま出版されていた!)


ちなみに、画像は拡大・引き伸ばしを避けて、事前に正しいサイズで用意するのがおすすめです。複数同じイラストを使う場合、ついコピペしてしまうけど、それも避けた方がいいです。



kindle出版「とのさんのおはなし」よりイラスト抜粋


✎絵本をkindle出版した感想



仕上がった本は、思った以上にしっかりして、ペーパーバックとはいえ、印刷の質も十分。表紙はマットでそんなに悪くない。

今後また本を作るときも、ペーパーバックで十分かなと思ったのでした。

(ハードカバー表紙ととちらか自由に選べます)


もっと詳しくKindle出版の仕方を書いたマニュアルやYouTubeもあるけれど、私のようにとにかく一度やってみると流れがわかります。AI挿絵、Word原稿、PDF、表紙テンプレ……使えるものは使って、とりあえず一冊、形にしてみること。

それだけで、ぐっと世界が広がります。


なにしろ、なんかワクワク、ドキドキで面白い。

同じように興味を持っている人へ、なにかしらの参考になればいいな〜と思います。





Kindle出版に役立つ紹介用リンク集


■ Kindle出版 関連リンク一覧(2024年最新版)

  1. Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)公式サイト

Kindle電子書籍・ペーパーバックの出版手続きはこちらから


  1. KDP ペーパーバック用 表紙テンプレート(公式)

表紙のサイズ・レイアウトに合わせたテンプレートをダウンロードできます


  1. Kindle用原稿作成の公式ヘルプページ

Word、PDF、ePubなどの形式に関するルール説明


  1. Amazon税務情報インタビュー(源泉徴収対策)

日本在住者が米国の源泉税30%を回避するための登録方法


  1. Kindle Create(電子書籍用レイアウト編集ソフト)ダウンロードページ

公式のフォーマット調整アプリ。Word原稿をEPUB形式に変換できます


  1. KDP 利用規約・出版ポリシー一覧(商用利用や著作権について)

出版内容のガイドラインを事前にチェック


  1. ペーパーバックの印刷・製本ガイドライン(サイズ・塗り足し・ページ数)

PDF原稿作成時に必要な設定詳細

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