人はそれを“うずらー”と呼ぶー卵切り鋏が変えた生活
- Emi
- 5月12日
- 読了時間: 4分
更新日:5月18日
我が家の“うずらの卵”生活は、“うずらの卵切り鋏”を買ってから劇的に変化した。
まず、どことなく、このハサミを使うのは楽しい。
“切るのが楽しい!”うずら卵専用ハサミ実録
手元に、うずらの卵切り鋏とうずらの卵を用意しよう。
はじめに、卵の上部(頭側)をハサミの円の中にセットする。
そして、「えいっ!」と思いきって切れば、ぱかっと中身が見える。
小さくて濃い黄色が『こんにちは』と、顔を出すのだ。
最初の頃は「下部まで割れるんじゃないか」と心配したが、まるで蓋がとれるみたいに、綺麗に上4分の1くらいがカットできるのである。
そうすれば、最終段階。
卵を逆さにして落とすのだが、コレがまた、すぐには落ちてこない。
それでも落ちてこない場合は、お尻側も切ってしまえばいい。
大抵の場合は、2〜3秒のタイムラグがあって、ゆっくり『ぽてっ』と落ちてくる。
おいしくなさそうな例えだけど、アニメでよく見るスライムをイメージしてほしい。
犬も人も大好き!わが家のうずら卵レシピ
そんなうずらの卵。
とにかく、濃厚で美味しい。
うちの犬は、半分に割ったゆで卵の中に、お薬を忍ばせて、毎日食べている。
私たちは、主に生卵で食べている。
小さな卵かけご飯はもちろん、山芋の山かけご飯や納豆にIN。
石焼ビビンバをした翌日、残ったナムルをご飯の上に並べて混ぜごはんで食べるの時に、ちょっとIN。
小さな卵は思いのほか、使いやすいのである。
驚きの“つるん”体験!うずら卵のゆで方&剥き方
知らない人もいるかもしれないが、
うずらの茹で卵は、殻をむくと、小さい分ボロッボロになりやすい。
鶏卵と比べると、非常に剥きづらいのだ。特に、黄身が偏って茹で上がっていた場合は最悪である。
しかし、実は茹で方にも、殻の剥き方にもコツがある。
正しいうずら卵の茹で方&剥き方
1、鍋に水を入れ、うずらの卵を入れる
2、沸騰するまでは、かき混ぜる
3、沸騰したら4分そのまま。
4、水で冷ます
5、冷めたら、全部タッパーに入れて、上下左右にシェイクする
6、殻にヒビが入ったら、水の中で卵のお尻側からむく
あまりにもストレスなく綺麗に『つるん』と、向けるので感動すること請け合いだ。
私は、毎回細心の注意を払って、犬のために殻を向いていたので、
「もっと早く知りたかった!」と、痛切に思った。
補足すると、かき混ぜるのは卵の黄身を均等にするため。
そして、最大の特徴は『タッパに入れて上下左右にシェイク』すること。
薄皮一枚の上に入った絶妙なヒビ加減は、その後で水の中で剥く時に、実にいい働きをしてくれる。
水は潤滑剤の役割を果たす。
スーパーには、すでに殻がむかれた状態の水煮版が売られている。
それでも、私はあえて“自分で茹でる派”をおすすめしたい。
たかがゆで卵と侮ることなかれ。
一手間かけるだけで、おいしさが違う。

まさかの生産者登場!?知られざる“うずらー”の日常
先日、知人とご飯を食べている際に、偶然うずらの卵の話になった。
しかし相手の方が一枚上手だった。
なんと、家でうずらを飼育しているらしい。
驚いた!
そんな生産者も、うずら卵の殻向きには苦労しているらしい。
“うずらー”あるある話である。
うずら達は、一度でめちゃくちゃ卵を生むらしい。
だから、必然と大量に殻むきをすることになり、とにかく、時間はかかるし、殻と一緒に白身が剥がれて綺麗にむけないし、めちゃくちゃ大変だと話が盛り上がった。
そうだろう、そうだろう、と話を聞く私。
そして、機をみて、ちゃんと殻向きのコツを伝授(そんなたいそうなものじゃないけど)しておいた。
今頃、あの魔法のような殻剥き体験をしているはずである。
我ながら、実にいい雑談をしたと思う。
うずらー普及活動、うずらーミッション(そんなもの、実在しないけど)。
なんとなくクリア!!という、満足感があった。
うずらー生活はやめられない——あなたの“やめられないもの”は?
卵は完全栄養食とはよく聞く話だが、鶏卵とうずらの卵には違った特徴がある。
栄養面では、鶏卵はバランスの取れた万能型。
うずらの卵は小さいながら鉄分・ビタミンB群・葉酸が鶏卵より豊富。
大きさはずいぶん違うのに、同格。
いや、エネルギー値とコレスレロール値はうずらの卵の方が高いくらい。
どちらにしても、いくら剥きやすくなったからって、濃厚でおいしいからって、食べ過ぎはよくない。
人間は理性ある生き物なのである。
ーーでも、美味しい。
うずらー生活はやめられそうもない。
あなたのやめられないものは何ですか?
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