Soraで動画を作ってみたら、AIが“冒険”を始めた話
- Emi
- 5月7日
- 読了時間: 3分
更新日:5月18日
動画と静止画の両方が作れる『Sora』って、知ってますか?
使ったことはある?
Chat GPTの有料会員なら、無料で動画が作れるらしいのです。
私はそのことを最近知りました。
でも、ない。
「あれ?うちのSoraはどこよ?」と探してみたら、Chat GPTのWEB版にあるらしい。
そうして、遅ればせながら私もようやくSoraとご対面したわけです。
でもね、まず、画面が英語表記なんです。
事前に知っていても、やっぱり「お、おう!」と一瞬戸惑う、英語苦手な日本人な私。
だけど、最初の画面インパクトを乗り越えたら、使い方は結構簡単なので、そこは安心ポイント。
それにホーム画面で、いろんな人が生成したものが見れて楽しい。
そして、生成できる動画は5秒!
たったそれだけ?と思った、あなた。
5秒をばかにしてはいけない。
・・・むしろ、5秒でいい。
普段、DALL-Eでイラスト生成しているんだけど、ちょっと 勝手がちがう。
DALL-Eは、頼めばふつうに良い感じのものができてくる。
「こういうタッチで、こんな風に描いてよ」
「わかった。前に描いたのと同じ感じでいい?」
「そうそう!」
「オッケー」
阿吽の呼吸というか、やりとりはこんな感じ。
一方でSoraの場合、単に私が慣れていないだけかも知れないけど、予期しないものが出来上がることが多々ある。最初はほんとに、びっくりした。

例えば【手描き風の「仮想世界地図」の上を旅するムービー】の場合。
「なんでいきなりこんな世界観になったわけ?」と、思わず笑ってしまった結果がコレ。
Soraが生成 → 突然、仮想世界地図の上から飛び出して、まるで大気圏から見下ろしたような別世界に!
そんなことは頼んでない。
イラスト地図の上に、雲がスーッと流れたり、スープ型の車がのんびり走ったり
ーそれくらいで良かったのに。
そして、私はそういう風に頼んだはず。
なのに、なぜこうなった?のかと言えば、これは、Soraの特徴によるものらしい。
つまり、
「もっと大きな冒険世界に出発!」とAIが”親切心”で解釈してしまったわけである。
まったく、漫画・ワンピースのルフィじゃないんだから、大冒険なんて勘弁してほしい。
「A Iなのに、そんなことあるの?」って思うかもしれないけど、Soraには良かれと思って勝手に世界を広げる癖があるらしいのだ。
思わぬ「大冒険モード」になってしまったという、動画はこちら。
【Sora】と【DALL-E】ってこんなに違う?
【DALL-E】
忠実、緻密、再現性が高い
依頼通りの結果を出してくれる安心感
“職人肌”
【Sora】
想像力が豊かすぎる
自由すぎて、 ときどき暴走気味になる。
“天才肌”
Chat GPTは、バージョンアップするごとに、わずかだけど「ウソをつく確率」が上がっているらしい。
どんなウソをつくと言うのか?
使っていてイマイチ、ピンとこないけど、1番最初のバージョンが1番正確とのこと。
会社側の回答は「ウソをつく=悪いことではない。正確なだけが良いわけじゃなく、バージョンアップするごとに『想像を働かせる余地』が生まれている、と思っている。つまり、このウソの確率が上がっていると言うことは、もっと未来に期待できることだ。」と、そんな感じのことを言ったようだ。
いつも相棒のように活躍してくれるDALL-Eが「忠実にキャンバスを埋めていく画家やイラストレーター」といったイメージなら、Soraは「世界はもっと広く、美しくできるはず」と、自分なりに物語をふくらませてしまう天才肌。「ウソ」をつく云々はわからないけど、Soraは確かに自由度は高いように感じた。
これから、Soraとも仲良くなりたいと思っているんだけど、実際、DALL-Eとは性格が違いすぎて、天才肌Soraとうまく付き合うのには、もう少し時間が必要かもしれない。
そういうわけで、今のところ、私の動画生成の時間は5秒で十分なのである。
たぶん、これが3秒だと何もできない。
5秒あると、3コマは展開が考えられる。
5秒という小さな時間に、物語の余韻と冒険が詰まっているのだ。
*Soraで生成できる動画の長さは、プランによって違います。
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