うちの梅仕事“青梅シロップ”レシピ
- Emi

- 6月12日
- 読了時間: 4分
更新日:9月18日
この夏、自家製の青梅サイダーを楽しみたいっ
——そんなあなたに向けて、我が家の梅仕事をご紹介します。
今年も梅が出回りはじめた。
「梅仕事」――
なんて魅力的な、この言葉。
その誘惑には勝てず、梅干しも作ったし、甘露煮も作った。
でもやっぱり、一番好きなのは“青梅ジュース”。
青梅ジュースの魅力と果肉のジレンマ
甘露煮も、確かに美味しい。自分で作れば、なおのこと。
ただ、ちょっとだけ思うんです。
梅って……果肉、少なくない?
仕事でずっと“桃”に関わってきて、桃の種が大きいことは知っているけど、梅の種も負けず劣らず、意外と大きいと思うのだ。
梅干しのときは気にならないけれど、甘露煮にすると気になる。
美味しいから、もっと果肉が欲しいと無意識で思っているのかもしれない。
その点、ジュースにすれば果肉の少なさも気にならない。

梅の薬膳的パワーとは?
単に美味しいだけじゃなく、その効能も日本の気候風土にあっていて、魅力的なのが梅。
梅は“未病を治す”果実として古くから活用されてきた。
中医学では、酸味と甘味の組み合わせが「陰を補い、津液を潤す」と言われている。
酸味✖️甘味。
まさに、青梅ジュースや甘露煮のことだと思いませんか?
そして、梅は体の中に余分な水分(湿)がこもりやすい体質や、痰がたまりやすい人にも向いているし、高血圧症の人にもおすすめ。
また、五臓六腑で言えば「肝、肺、脾(胃腸)、大腸」に作用して、夏の湿気混じりの暑さによる身体の重だるさ・むくみ・食欲不振・疲労感の回復にぴったり。
青梅をシロップにして飲むことで、その効果もより高まる。
夏の養生として、身体の調子を整えるのに最適なのだ!
💪梅を見かけたらすぐ買うべし!理由とタイミング
そんな青梅は、ぐずぐずしていると、あっという間に店頭から消える。
少しずつ、これギリギリ青梅?みたいな黄色が混じった梅が出始めて、やがて、完全に黄色い梅しか出回らなくなる。
真緑の硬い梅!
だから、見つけたらテンションが上がる!さっさと買うことにしています。
以前は、梅をつける容器を置く場所にも限界があるし、二度ほど漬けるうちに、肝心の青梅がなくなっていた。
でも、ここ数年は余裕で、欲しいだけ、何度でも作っている。
それはなぜかというと、―― レシピを工夫したからに他ならない。

🌟決定版:我が家の青梅シロップレシピ
材料&用意するもの
青梅:1キロ
氷砂糖:1キロ
4キロ瓶
竹串
ジップロック
梅を拭く布
作り方※
1、梅は流水で優しく洗う
2、2Lくらいの水につけて、アク抜き(2時間)
3、爪楊枝や竹串で、ヘタをとり、水分を拭く
4、ジップロックに入れて、1晩以上凍らせる
5、消毒した瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる
6、出来上がりの目安は10日ほど(砂糖が溶けるように、毎日ゆする)
7、実を取り出したら、火入れ(弱火で15分くらい)して完成。
※青梅シロップ作りのコツと保存方法
梅は、優しく瓶に入れること。
氷砂糖は、上から被せるようなイメージで入れるといい。
完成の目安は約10日間だけど、目で見る目安は、実がシワシワになっていること。
最後の“火入れ”は、シロップが発酵するのを防ぐため。きちんと密封していれば、直射日光の当たらない湿気の少ない場所で半年はもつ。保存場所は、冷蔵庫が1番ベスト。
火入れポイントは沸騰させないこと。アクを取ることが、美味しさのポイント。
最初は、解凍されて瓶が汗をかくので、タオルなど敷いておいた方がいい
冷凍と消毒液で手軽にできる、青梅シロップ
いくつか工夫しました。
すると、楽になりました。
たくさん、作れるようになりました♪
1番の工夫は、“冷凍”するようになったこと。
これは、まじで大きい。
シーズン中に梅さえ買っておけば、いつでも作れる上に、冷凍効果で竹串で刺す手間が省ける!
冷凍すると繊維が壊れる。
だから、わざわざ竹串で実をブツブツ穴を開けて、エキスを出す必要もない。
へタを取るだけで十分なんです。
そして、食品用の消毒液が“神アイテム”!
ジャムの瓶くらいならいい。でも、梅の実を漬ける容器はかなり大きい。
煮沸も一苦労だった。
それなのに、プシュッとひと吹きで消毒できるなんて……。
これをドラッグストアで見つけた時、歓喜しました。(冗談でなく)
この夏、自家製の青梅サイダーをあなたに
さあ、見かけたら迷わず買おう。
水にさらして、ヘタだけ取っておく。
後は、冷凍庫にポン。
それだけで、いいんです。
容器や置き場の問題は、後でゆっくり考えればいい。
青梅は、今だけの贈り物ーーまずは手に入れる事が先決。
夏には、あなただけのサイダーが待っている☆彡
さぁこの夏、炭酸で割って、あなたも自家製青梅サイダーを飲みませんか?




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