乾燥と冷えが始まる季節に——肺を守る養生と、秋冬の潤いごはん
- Emi | Kenshirou Siba Labo

- 2025年12月11日
- 読了時間: 4分
🍂乾燥と冷えが重なる季節にやってくる不調
なぜ寒くなると、風邪やインフルエンザが流行するのか?
理由のひとつに、やはり「乾燥」がある。
肺は乾燥に弱い臓器。
乾燥でダメージを受けると、免疫力はすぐに落ちてしまう。
秋から始まった「燥邪」、冬に強まる「寒邪」。
この二つが合わさると、体はあっという間に守りを失う。
加湿器だけでは追いつかない季節。
そろそろ“体の内側から”潤いを補うタイミングです。

🤧乾燥が本気を出すと、体はこう叫ぶ
止まらない咳。
喉のイガイガ。
朝起きた瞬間の鼻の乾燥。
これはすべて「肺の乾き」のサイン。
ただし、咳にもタイプがある。
🤧あなたの咳はどっち?
①空咳タイプ(乾燥・熱)
喉がカラカラ
乾いた咳
痰なし
→ 潤すケア
梨
はちみつ
柿
れんこん
白きくらげ
杏仁(あんにん)
簡単レシピ:梨とはちみつの潤いシロップ
梨を薄切りにして小鍋へ。
はちみつ大さじ1、少量の水を入れて5分弱火で煮るだけ。
喉がスッとする「潤いの補給水」。
②痰ありタイプ(冷え・湿)
体が重い
朝に痰
冷えやすい
→ 温めて排出
はちみつ大根
生姜湯
白ねぎ
シナモン少量
黒糖生姜湯
簡単レシピ:ねぎ生姜スープ
刻んだ白ねぎ、生姜をほんの少しの油で炒め、
水を注いで3分煮る。塩ひとつまみ。
“温めて通す”だけで呼吸がラクに。
🥶咳以外にも…乾燥の影響は静かに広がる
髪のパサつき、切れ毛
肌のカサカサ
乾燥性のフケ
食欲不振・胃もたれ・冷え下痢
これは、
「肺が乾き、脾(胃腸)が弱り、腸内温度が低下している」
サイン。
乾燥と冷えは、呼吸器だけでなく消化器にも影響する。
🌾守るべきは“肺”と“脾”——この2つが潤いの源
肺を守る食材(白いもの)
→ 大根、豆腐、銀杏、山芋、れんこん、白ごま、白きくらげ
脾を守る食材(黄色いもの)
→ かぼちゃ、とうもろこし、さつまいも、人参、栗、小豆(脾の友)
暴飲暴食はNG。
理由は、脾が弱ると肺へ送る潤い(津液)が作れないから。
そして潤った肺は、その潤いを腎へ降ろし、
冬に必要な「腎精」を蓄える。
今、脾を労り肺を潤すことは、
単なる免疫アップではなく、命の土台をつくる養生です。
🍚最後に:潤いをつくる“朝のお粥”が最強
胃腸が弱った時、乾燥が強い時、
朝(7〜9時=胃の時間)に食べるお粥は薬になる。
基本の滋養粥
米 1/2合
水 700ml
しょうが薄切り
塩ほんの少し
弱火で30分。これだけで全身があたたかくなる。
潤いUPなら:れんこん、白きくらげ
胃腸強化なら:かぼちゃ、さつまいも
風邪気味なら:ねぎ、生姜、葛粉少量
🍁 乾燥のサインを見逃さないこと。
体を潤し、守りながら秋冬を越えること。
薬に頼らず、静かに整えるだけで、
体はちゃんと味方をしてくれます。
🍂 保存版|秋冬の乾燥&冷え対策 食材一覧表
—— 肺を潤し、脾を整え、冬に備えるための食材ガイド
秋冬の養生は「肺を潤す」と「脾胃を温める」の二本柱。
体質・症状・季節に合わせて選ぶ参考にどうぞ。
【A】肺を“潤す”食材(白いもの)
※ 空咳・喉のイガイガ・鼻の乾燥に
梨
・肺を潤し、空咳に
・梨粥、蒸し梨、すりおろし
大根
・痰を取り、喉の炎症を和らげる
・大根はちみつ、スープ
長芋
・脾・肺・腎を補い、消化を助ける
・長芋粥、すりおろし
豆腐
・体を潤し、炎症を鎮める
・温奴、スープ
銀杏
・咳を止め、呼吸器を強める
・茹で銀杏、中華スープ
蓮根(れんこん)
・肺を潤し咳を鎮める
・きんぴら、スープ
白きくらげ
・最強の潤い補給
・梨と煮る、スープ
【B】脾胃を“整える”黄色い食材(気血の源)
※ 胃腸の弱り・疲れ・冷え下痢に
かぼちゃ
・胃腸を温める
・スープ、蒸しかぼちゃ
さつまいも
・脾を強め、便通改善
・蒸し芋、粥
とうもろこし
・胃腸を補い、水分代謝UP
・コーンスープ
人参
・気血を補い、消化を助ける
・煮物、スープ
生姜
・冷えを取り巡り改善
・生姜湯、味噌汁
【C】痰あり・重だるさタイプ(湿+冷え)
※ 痰が絡む、体が重い、冷えると悪化
ねぎ
・汗を出し、風邪の初期に
・ねぎ粥、味噌汁
生姜
・身体を温め、痰を切る
・生姜湯、生姜ごはん
大根
・痰を取り胃腸を整える
・大根スープ、大根おろし
はちみつ大根
・咳・痰の万能ケア
・お湯割りで
【D】“腎”を補う黒い食材(冬の免疫の底力)
※ 冷え・慢性疲労・粘膜の弱りに
黒豆
・腎を養い巡り改善
・煮豆、黒豆ご飯
黒ごま
・体を潤し腎精を補う
・ごま粥、スムージー
松の実
・気血を補い潤す最強級
・粥のトッピング
昆布
・潤し痰をさばく
・出汁、佃煮
【E】簡単レシピ|即効で温まる“養生粥・スープ”
① 長芋の滋養粥(弱っているときに)
米1/2合・水750ml・長芋・ごま油
→ 優しく栄養が入る。
② ねぎ・生姜の温め粥(痰あり&冷え)
もち米1カップ・ねぎ・生姜
→ 仕上げに酢で整う。
③ 梨の潤い粥(空咳・乾燥)
米1カップ・水8カップ・薄切り梨
→ とろりと潤す一杯。
【F】乾燥・冷えサインの見極め
・咳:空咳?痰あり?
・肌:粉ふく?髪パサつく?
・腸:食欲は?冷えていない?
わずかな乾燥のサインが、冬の抵抗力を分けます。
薬に頼りすぎず、食と養生で体を守りましょう。




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