西太后の美容法──帝国レベルの“若返り”プロジェクト
- Emi | Kenshirou Siba Labo

- 2025年12月4日
- 読了時間: 3分
「皇后の贅沢」なんて言葉では足りない。
西太后の美容法は、“帝国の威信を背負った美の大プロジェクト”だった。
70歳を過ぎても白く透き通る肌、張りのある顔、ふっくらとした頬。
その若さと美しさは伝説となり、「50代で15歳に見えた」とさえ囁かれた。
それは決して偶然ではなく、内側と外側、どちらも徹底的に磨き抜いた中医美容の到達点だったのです。

🛁 美容風呂:12種の生薬で仕立てる“皇后の湯”
西太后の美容法の代名詞が、毎日の薬草風呂(薬湯)。
🌿 使用されたとされる生薬:
白芷(びゃくし)、当帰、艾葉(よもぎ)、茯苓、桂皮、玫瑰花(バラ)、陳皮、薄荷、茉莉花(ジャスミン)など。
🛀 効果:
肌の保湿、美白、血行促進
香りによる“気”の巡り改善(行気)
自律神経の調整とリラックス
「香る肌」を目指す体臭ケア
📜 美容ルーティン:
入浴後は薬膳スープと**養顔茶(美容茶)**を摂取
残り湯で顔と手足をマッサージ
🍵「食べて美しく」——漢方粥と養顔スープの習慣
西太后の美しさを支えていたのは、薬膳の知恵。
彼女が常用していたとされる内服系の美容処方は、現代でも驚くほど理にかなっています。
たとえば──
養顔湯
目的:補血・養顔
熟地黄、白芍、当帰など。
使用例:貧血・顔色のくすみに
百合蓮子粥
目的:潤いと穏やかな心
使用例:百合根+蓮子+米の薬膳粥
美容花茶
目的:気血の巡り
使用例:クコ、バラ、ジャスミン、なつめなど
さらに有名なのが「燕の巣スープ」。
——女帝たる者、“飲むコラーゲン”で朝を迎える。
💄 スキンケアは“宝石入り”?——真珠粉と玉容散
西太后の“化粧台”は、中医学と宝石の融合でした。
真珠粉(しんじゅふん):肌を白くなめらかに整える美白成分。
なんと、歯磨き粉代わりにも使っていたとか。
玉容散(ぎょくようさん):乳香・没薬・蜂蜜・シルクの繊維などを練り合わせた、美容軟膏。
今でいう「ナイトパック」に近い使い方で、夜は香りとともに肌を休ませていたようです。
🧠 西太后の体質分析(中医学的視点)
彼女の体質はおそらくこう。
肝鬱血虚(かんうつけっきょ)+陰虚内熱(いんきょないねつ)
→ ストレスと加齢による“血”と“潤い”の不足
→ それを補い、巡らせ、整えることに集中した美容方針
つまり、今でいう【美容内治十法】の代表例だったのです👇
シミ・くすみ
対応法:活血化瘀法
美容目的:血の巡りを良くして肌に透明感
ハリ不足
対応法:健脾益気法
美容目的:気を補ってたるみを防止
乾燥・小じわ
対応法:滋陰増液法
潤いを補う
ストレス
対応法:疏肝理気法
美容目的:気の滞りを解消し、肌荒れを予防
🐉 そして、永遠の美を求めた執念
西太后の伝説には、こんなエピソードも残っています。
1日に1羽のツバメの巣を使ったスープを飲み、
漢方の精鋭チームを常に身近に置き、
宦官たちの“若さ”を肌の気に取り入れるという美容思想すらあった。
もはや“美容”というより、“国家プロジェクトによる不老不死”。
✨まとめ:西太后の美は、美容内治十法の極み
入浴は、薬草で包む香りの鎧
食事は、血と気を養う薬膳の妙
スキンケアは、宝石と漢方の融合
若さは、内から満ちるエネルギーで維持する
このすべてを200年前に実践していた西太后。
「若さは塗るものではなく、育てるもの」
そう教えてくれる中医学の智慧は、今もわたしたちを支えてくれます。



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