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🐕【ケンシロウ日誌 Vol.4】ぶんぶチャップチャップしようかねぇ

  • 執筆者の写真: Emi  | Kenshirou Siba Labo
    Emi | Kenshirou Siba Labo
  • 2025年11月14日
  • 読了時間: 3分

ーお風呂嫌いの柴犬が“撥水加工”を手に入れるまでー





🐕 犬をお風呂に入れる“魔法の呪文”、知っているだろうか。



それは、「ぶんぶチャップチャップしようかねぇ」。


義父の家でその言葉を聞いた時、

正直「えっ?何を言っているんだ、この人」と思った。


ところが、そのへんでゴロンと寝転んでいた犬が、

ガバッと立ち上がる。

うれしそうに尻尾を振りながら、

トコトコ歩いて行った先は——お風呂場


信じられないものを見てしまった。

こんな天国のような展開があるのか⁉︎


その後も、お風呂場からは

ぶんぶチャップチャップしようかねぇ」という義父の声が何度も聞こえてきた。





“ものは試し”の呪文



帰宅後、早速“ものは試し”でケンシロウにも言ってみた。


ケンシロウ、ぶんぶチャップチャップしようかねぇ


——まるっと無視された。

そりゃそうですよね、はい。


柴犬のケンシロウが泡まみれになってお風呂に入り、少し困った顔でこちらを見ている。飼い主の女性がやさしく笑いながら見守っている、絵本のようなやわらかな水彩イラスト。
泡の向こうに、誇り高き柴犬。


🛁 日本犬、風呂場にて抵抗す



ケンシロウは言わずと知れた、

柴犬である。

総じて、日本犬はお風呂嫌い。

もちろん、ケンシロウも例外ではない。



お風呂か?風呂なのか?」と、気配を察してすっとその場からいなくなる。

その察知能力、まさに天下一品。

こちらからすると、無駄な才能でしかない。



逃げて捕まえて、風呂場に無理やり連行。

そこからはもう地獄絵図。


やめろ、やめろ!」と全力で抵抗し、シャンプーまみれの体で脱走を繰り返す。

——決して諦めない男、ケンシロウ。



泡まみれ。

ずぶ濡れ。

びしょ濡れ。

すべて関係ない。



オレの体から全部なくなれ!」とばかりに、ブルブル、ブルブル。

飛び散る雫は私と風呂場の四方八方へ。


そして、腕も足も、みみず腫れが刻一刻と増えていく。

なぜかこういう時、男たちは全く役に立たない。


母を助っ人に呼び、息も絶え絶え、なんとか洗い終えてドライヤーをかけると——

暑い、やめろ、もういいって!」と、最後の抵抗。



最初から最後まで全力で抗うその根性。

きっと日本犬はみんな、こうなんだと思う。


どこに正解があるのか? 

少なくとも、シャンプーの日は全員が最悪の気分だ。




しかし、その“地獄の入浴タイム”は、ある日突然終わりを迎えた。


ケンシロウが秋田犬と喧嘩して、大負けしたのだ。

相手の犬が首輪を外して襲いかかってきたのだが、

何しろ体格差がありすぎる。



ケンシロウの体は、全身よだれでびちょびちょ。

うちの犬の唾液、臭いんです……

相手の飼い主が申し訳なさそうに、

ペットショップのシャンプーを予約してくれた。



——あ、その手があったか。

なぜ今まで、プロに頼むという発想がなかったんだろう。


やはりプロは違う。

その手際の良さは、もはや“洗濯”の域。





💨 そして今——



それから2ヶ月に一度。

ケンシロウはお店で、頭にソフトクリームのような泡を乗せられている。


しかし、なぜか「ケンシロウちゃん、終わりましたよ〜」の電話まで25分。

30分もかからない。


「1時間位したらお迎えに来てください。」という定番の声ですら、

ケンシロウにはかからない。



まさか手抜き?と思えば、そうではないらしい。


ケンシロウちゃんは、最高に毛が乾きやすいんです!



プロの技術でピカピカになったケンシロウを見て、思わずつぶやいた。


——まさか、風呂嫌いがこうじて、そんな撥水毛質になった……なんてこと、ある?





🐾 今日のケンシロウの1日



朝:何か嫌な予感がする。警戒を怠らない。

昼:いつもより、ママがやさしい声で呼ぶ。怪しい。

夜:精魂尽き果てる。今日のおやつは倍ね!






おやつはもらわない。知らない人にはついていかない。

——そう信じていた、あの日までは。


ケンシロウとおじいちゃんの“秘密の関係”が明らかに!

Vol.5「ケンシロウと秘密の交友録」お楽しみに。


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